大学の授業紹介~松原光音~ | 東進ハイスクール高円寺校|東京都

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2017年 10月 8日 大学の授業紹介~松原光音~

たとえ仕事にできなくても、一生続けたい趣味がある。

そんな方はいませんか?

16歳17歳18歳という年齢は、たくさんの可能性の取捨選択を迫られる時期だと思います。悩んで涙を流した経験がある高校生も多いのではないでしょうか。

このブログでも何度か触れてきましたが、私も進学と美大の間で揺れる一人でした。

学歴か?夢か?この記事が、追い詰められたあなたに一つの可能性を伝えられたら良いなと思います。

 

まずは元気だして本題に入りましょう!

私は立教大学 文学部 文芸・思想専修の学生です。

ここでは四年制の大学で基礎教養を学びつつ、美術や文芸、マンガ等も専門的に学べます。(専門分野は2年からです。1年では「入門演習」という授業で基礎的な力を養います)

それでは1年次で取れる私的文思的な授業を2つ紹介しようと思います!

 

 

1つ目 『実作・実践講義』

これは実際に美術館の中枢として働く方が教鞭をとってくださる授業です。

遠近法の進化過程や宗教画など、毎回テーマごとに選ばれた絵を鑑賞する授業です。

その中で「この絵の中で何故この部分に目が惹かれるのか」や「どの要素が神聖さを引き立てているか」など、深く絵画の表現を解説してくださいます。

たとえば、この間は「天使」がテーマでした。そこで「立体感や遠近感の無い描写がリアリティを奪い、この世ならざる神聖さを引き立てている」という事を学び、毎度自分が見てきた物の浅はかさに驚かされます。

初めてその絵を見た時と授業後に見た時では見える世界や視点が別人のようです表現力を増やしたい・鑑賞の幅を広げたい方には是非お勧めの授業です。

 

2つ目 『入門演習』

この授業は文芸・思想専修1年次の必修科目です。担当の先生ごとに違いがあるのですが、基本的に『1クラスで決められた小説を読み、それについて意見を交換する』という事が授業の軸です。春学期の先生の時は毎週200~400ページ程の課題の小説を1冊読んでレポートを書き、全員が発表し、最後先生が軽く説明する形でした。秋学期では毎週課題の短編小説を読み、学期に一度自分が担当する小説のレポートを発表し、文章の裏の裏の裏まで掘り下げて解説される授業です。

先日は村上春樹さんの「UFOが釧路に降りる」という小説を読みました。文学部なのに本を読むのが苦手で、一読してよく分からない話だと思いました。しかし先生の解説で、時代背景や村上春樹さんの経歴、小説内の暗喩や会話・行動全てを回収してみると解釈が540度変わりました。

先生だけでなく、同い年の学生が自分には全く気付けなかった事に気付いたり、思いもよらない感想を抱くのを知るというのはなかなか刺激的です。

本当の意味で「小説を読む」という活動の深さを感じられる授業です。全ての文学好きにも、読書苦手さんにも送りたい授業です。

 

 

ここではほんの一例を紹介しましたが、もちろん2年からはより専門的な授業もあります。思想部門の「哲学概論」「宗教思想」といった授業も、世界を見る目を直接いじられるような刺激満点の授業がたくさんあります!!!

大学か専門かだけでなく、普通大学で専門分野を学ぶという手段もあります。

本当に大好きな事なら、仕事にできないとしても一度突き詰めないと後悔すると思い選択しました。

今悩んでいるあなたや、これから悩むであろうあなたに、新たな可能性が拓いたなら幸いです。