長戸のブックレビュー②―つながりを煽られる子どもたち― | 東進ハイスクール高円寺校|東京都

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2014年 7月 13日 長戸のブックレビュー②―つながりを煽られる子どもたち―

どうも長戸です!!今日もブックレビューをやりたいと思います!!

さて、今日紹介する本は、土井隆義さんの『つながりを煽られる子どもたち―ネット依存といじめ問題を考える』です。

つながりを煽られる子どもたち――ネット依存といじめ問題を考える (岩波ブックレット)

土井隆義さんは筑波大学の社会学の教授をやっていらっしゃる方で、現代の若者をとりまく状況を特に研究なさっています。

高校生のとき、彼の著作の『友達地獄』という本を読んだことがあって、先日この本を本屋で偶然見つけて衝動的に買いました。

みなさんの多くはLINEをやっていると思います。大学生でも、LINEをやっていなかったらもう情報が全く手に入らなくて、大学生活はもはや詰みでしょう(笑)

LINEは大変便利なツールです。もはや携帯でのメールはすべてLINEに置き換わってきているといっても過言ではないでしょう。

しかし、一方でLINEは一歩間違えると依存状態にもつながりかねないものです。そしてその依存状態を引き起こすのは何かということを、この本では若者たちをとりまく社会的背景から解明しようとします。

僕の思うに人間の最大の欲求は、「承認」だと思います。その原因は大変哲学的なものでして、承認論の先駆けはヘーゲルというドイツの人です。

しかし、現代における他者からの承認は決して絶対的なものではありません。それゆえに、我々は承認を無限に求めてしまうという傾向がみられるのです。

くだらない承認欲求は捨てた方がいい、とまでは僕は思いません。僕は人間にとって承認は不可欠なものだと思います。しかし、承認の質が問題だと思うのです。

この本では承認欲求が友達関係、つながりをあおっていることを解き明かしています。大変いい本ですので、ぜひ読んでみてください。

ここで、お知らせです!!

高円寺校に、校舎長&担任助手のオススメ文庫ができました!!ご飯食べるところにおかれていて、貸出表に書けば借りることもできます

この本もここに入れてあるので、興味がある人はぜひ読んでみてね!!

それでは~~!!